蛍
愛犬の名前は「ソルト」です。次女が犬が飼いたいと言って飼い始めたのです。
歳は13歳になります。とても性格の良い犬で上手に私たちに付き合ってくれます。
ソルトがオシッコに行きたいと訴えるので連れて外に出ました。
すると蛍が家の屋根から裏の藪、青線の上、休耕田の水鏡の上、赤線をソルトと歩いているとぶつかりそうに飛んできます。
明かりはシンクロしているようです。
飛んでいる様子が今を懸命に生きているように私には感じます。
暗闇の中を漂うように飛ぶ蛍の姿は生きるのに小細工は要らない素直に命を大切に自由に生きろと訴えるようです。
高校生時代からいつも周りに疎外感を感じていました。この歳になってもどこか地域と馴染めない自分がいます。
蛍を観ていると心の奥底に薄明かりを灯すように闇の中から過去の忘れたはずの思いや出来事が浮かび上がってきます。
蛍って罪作りですね!
人は忘れることができるから生きられるのではなかったのでは?