分蜂こぼれ話
畑で作業をしていると蜂友が休耕田を渡ってきます。
何事と尋ねると分蜂の連絡がありこれから捕獲に行くとのこと。
詳しく聞いてみると自宅の前で分蜂があったから捕まえるから巣箱をタダでくれとある人から連絡があったとのことです。
厚かましいのにあきれながら現場に到着すると、のり面のツツジの下部に蜂球が出来ていました。
初めてこんな所に蜂球があるのを見たのでびっくりです、どのくらいの大きさなのか枝の陰で確認できません。
かなり元気な様子なのでこのまま捕獲すればとアドバイスしました。
蜂友が二回に分けて捕獲して巣箱に入れました。
しばらく様子を観察していました。飛び回るのが少し落ち着きミツバチ達が巣箱の外に群がり上手く女王蜂を取り込めたようでした。
五月の後半の分峰は初めてのことなので頭が少々迷走状態になりました。
蜂友の話では近所の人が今年は五月一杯は分峰があるのではとのことでした。
自然との付き合いは懐が深すぎて情けないほど自分の無知が思い知らされて悲しいのと、嬉しい新たな出会いに驚かされる事ばかりです。
思いかけない出来事に自然に心が和らいでいました。