風佇庵 風のたより

田舎暮らしを楽しんでます

オオスズメバチ

 今年はスズメバチが多いように感じます。

6号群の巣門枠背面の7㎜のステンレス網が取り付けてある箇所にオオスズメバチが2匹いたのでハエたたきで叩き落しました。

すると巣箱前面の死角にいたオオスズメバチが一直線に向かってきました。

かろうじてかわしましたが左の顎のあたりをかすめて飛び去りました。

鏡で見ると刺された痕もありません。

しかし、ピリピリするので特効薬を塗りました。

しばらくして何も感じなくなったのでこのくらいで済んでよかったと一安心しました。

これまでにオオスズメバチに巣箱を襲われて全滅させられたこともあります。

また、ネズミ捕りの粘着シートにオオスズメバチを捕まえて置いておくと面白いように捕まります。

今年は5月頃にスズメバチ捕獲用のトラップを仕掛けていませんでした。

そのせいかオオスズメバチが多いのかとも思いました。

ですが初めて集団で巣箱を襲うのを目撃しました。かなりしつっこくて、数が多いためハエたたきでは応戦できません。

1対1での戦いではハエたたきで十分ですがさすがに複数となるとかないません。

ハチ友に聞いたところ今年は特別にスズメバチが多いそうです。

しばらくはミツバチの巣箱に近づくのに用心が必要でしょう。刺されるとさすがに体に応えます。

それとオオスズメバチに刺された時の特効薬ですが、35度の焼酎に琵琶の葉っぱを3cm幅くらいに切って漬け込んだものです。

6ヵ月位すると葉が濃い茶色になります。意外と良く効きます。

誰に教えてもらったのか忘れました。

歳なりにあまり無茶をせずに蜂たちと付き合っていきます。

草刈雑学

草刈りに追われて気が休まりません。

草を刈って後ろを振り返るともう草が伸びている。

もう勘弁してと草に言いたくなります。

草刈りの合間に休んでいる時、昔のことを思い出しました。

草刈り初心者の頃のことです。

何も考えずにとにかく刈ればいいと、ナイロンコードで根こそぎツルツルにしました。

ところがその結果土手の土が雨に流されガタガタになってしまいました。

あれっと思い回りの畦畔を見るとゴルフ場の芝のように刈り込まれています。

そこで初めて気づきました。

草を刈るのに二通りあることです。

畑の畝と畝の間は根こそぎツルツルに刈り込みます。

一方赤線や畦畔や土手などは草を枯らさない程度に刈り込みます。

何だそんなこと常識だよと言われるとお恥ずかしい限りです。

草丈を考えながら草の刈り込みをしています。

すると課題が見えてきました。

私の刈り込んだ後はトラガリに見えるんです。

お隣や周りを見渡すと見事にゴルフ場の芝のように草丈が揃い感動すらしてしまいます。

稲穂が頭を垂れている田んぼの周辺の土手がゴルフ場の芝のように刈り込まれていると美しいの一言では表現できないほどすがすがしく目に焼き付きます。

草は日差しのある時間フルに活動しているのでは?

私は目覚めても食事をしたりパソコンをいじったりミツバチの観察や世話などしています。

また、合間に木工で巣箱を作ったり、畑のことなど草刈りだけに特化したことはできません。

この差が草刈りに追われる原因かもしれません。

しかし、秋風が吹くと草の伸びも少しは緩くなるようです。

近所の方が秋になったので草の伸びも緩くなると言われていました。

この言葉に少しだけ気持ちが救われました。

季節の繰り返しは毎年ことですが、而今という今を懸命に生きることがすべてなのではと感じています。

夜になれば眠りにつきます。

私はこの眠りは小さな死の繰り返しと考えています。

そして目覚めることのない大きな眠りが訪れます。

その日までこの世にある自分の時間を大切にしたいと思います。

仲秋

 気が付いたら季語は仲秋になっていました。

 デスクトップパソコンの調子が悪くてBIOSのアップデートやWIN10の再インストールなど繰り返しました。

しかし、結果は一時的に改善はするものの普通に起動しないので諦めました。

新たにデスクトップパソコンを購入するかどうか思案しています。

ネットでいろいろと調べてみると性能にもよりますが結構高額であり趣味で遊ぶには負担が大きすぎるように感じています。

ただ養蜂と野菜作りの他に楽しみが無いのでパソコンを購入するのもこれが最後になるかもしれないと思い悩んでいるところです。

 もう一つ悲しいことがありました。

5号群が消滅していました。

一週間くらい前には時騒ぎなど普通に見られたのに急にミツバチたちの姿が見えなくなったので内検しました。

するとミツバチたちが全く見えず空っぽでした。

仕方がないので巣箱を解体し採蜜をしました。

上から三段下にスムシの被害がありその部分はほとんど全部切り取りました。

おおよそですが6kgくらいは採蜜できたようです。

 3日前から稲の刈入れが始まっています。

稲の品種によって稲穂の熟れる時期がずれているようで近所の方に品種による稲穂の見た目の違いと熟れ時期を教えていただきました。

来週くらいから本格的に刈入れが始まりそうです。

 秋冬野菜の播種の準備をしながら周りを見渡すと赤とんぼがすいすい飛び回っています。

時折オニヤンマやシオカラトンボなどそれぞれ忙しそうです。

サツマイモがそろそろ掘り取れそうなので近いうちに試し掘りをしてみます。

どの畝に何を植えるのか配置が決まりました。

しばらくは耕運と施肥と雑草の処理で忙しくなります。

無農薬で育てるので様々な虫たちの被害を防ぐためには手間暇と労力を惜しまずと言いたいところです。

残念ながら体力が気持ちに追いついていけません。

自分の体と会話しながら播種の時期を外さないようにしたいと思います。

 朝の気温が20度を切るようになりました。

メダカを飼い始めたので娘に晩秋から冬の対策を聞いて準備しようと考えています。

 地球温暖化との話があります。しかし、最近はー7度くらいまで冷え込むことがあり自家水道の凍結も2~3回あります。それこそ昔はそんなことは無かったのにです。

 気候がどうも変です。特に野菜を育てていると何が違うのだろうと違和感が湧いてきます。

 

日常生活から切抜

シオカラトンボ

 娘がデイサービスから帰るのを木陰で待っていると、シオカラトンボが左肩をかすめて後ろの柱にとまりました。なんと柱にぶつかるようにとまるとズリッと滑り落ちなんとかとまることができました。

なんともドジなトンボだなとよく見ると自分の頭よりも大きなアブを咥えているようです。

左後ろ30cmくらいなのでじっくり観ているとムシャムシャと顎が動いてアブがだんだんと小さくなっていきます。

オニヤンマが黄色スズメバチを捕らえている写真を見た覚えがあります。

なかなかにトンボも悪食なんだと感心してしばらく観ていました。

娘が帰ってきたので迎えに行き帰りに柱を見ると居ませんでした。

熊ん蜂

 ナスビに散水してパラソルの影で休んでいると羽音が何やらにぎやかで何だろうとナスビの淡い紫の花を観ると小さな花の中で熊ん蜂が二匹ケンカ?しているようです。

花は他にたくさんあるのにそんな狭いところでケンカしなくても?

熊ん蜂は本当に働き者です。

ケンカせずに野菜の実りを助けてくれるよう願うばかりです。

稲穂が実り風に揺れるのも心なしかゆったりとして見えます。

風の中に秋の気配を感じるようになりました。

秋冬の野菜の準備をしなければなりません。

明暗

田舎暮らしは楽しいことが多いのです。

しかし、時には辛いこともあります。

野菜の間の草取りをしてパラソルの下で休んでいると爽やかな風の中に秋の気配を感じます。

青々とした稲穂を眺めていると風が気ままに稲穂を揺らしながら吹きわたっています。

上手く説明できませんので困っているのです。

気候がどうもおかしいとしか言いようがありません。

キュウリがダメになってしまいました。

それもなったまま黄色くなってしまい食べられません。

キュウリの辛子漬けは来年までお預けです。

でも、スイカが豊作で孫たちを大喜びさせました。

一方カボチャは不作で我が家と娘の2軒分しか採れませんでした。

また今年は雨が多かったので裏の藪が思い切り茂って手に余ります。

お盆を過ぎたら竹を切るなどゆっくり手入れをしようかと思います。

庭の木々も枝を精一杯伸ばして存在感を訴えています。

剪定をしないと伸びすぎて小藪になってしまいます。

悲しいのは歳と供に体力が低下して思うように様々な作業が出来なくなってきました。

先日の大雨で青線の石垣が崩れました。

これまでは自分で修復していました。

今回は修復箇所が長く自分では無理と判断し、市に修復をお願いしました。

山間部で生活するには自分の体力と気力を推し量りながら上手に自然と向き合わなければなりません。

楽しいことも辛いこともあるがままに受け止めて自然体で日々を過ごせれば、それでよし。

猛暑

我が家は午前中は竹藪の影になり涼しいのです。

しかし、今日は朝から気温が高くため息が出ました。

1号群の採蜜を考えていました。

しかし、青線の修復に業者さんが来られたので巣箱との間も近いので中止しました。

野菜畑の手入れをしながら野菜の収穫をしました。

自然の恵みが実感できる暑い日でした。

ミニトマトの熟れた実を摘まむと口いっぱいに何とも言えない甘酸っぱさが広がります。

ブルーベリーも次々と熟れていつでも食べてください?と勝手に感じてもぎ取りながら摘まんでいます。

今年はゴーヤが不作と感じていましたが蔓の間を丁寧に探すと見つかりました。

ゴーヤの佃煮を作ってみました。

残念ながら私の口に入る前に奥さんに全部食べられてしまいました。

そこであることに気が付きました。

今年はきゅうりの辛子漬けを作っていなかったことです。

明日の買い出しで和からしを購入してキュウリが足りれば作ってみます。

夏の定番でいつも作っているのですが今年はすっかり忘れていました。

夏の定番品の復活です。

すこし明日が楽しみになりました。

 

孫と水遊び?

暑い中孫たちが遊びに来てくれました。

前日にプールの準備や畑の野菜を収穫できるように準備しました。

何から始めるのかと思いました。

まず畑の野菜の収穫です。

トマト、キュウリ、なすび、ブルーベリーを一通り収穫しました。

今年はスイカが豊作で前日に収穫したのとは別に直径30cmのを切り取りました。

日差しが強く下の孫は家に帰ってしまいました。

上の孫が頑張ってブルーベリーを籠一杯収穫していました。

天候不順でしたが甘みが強く孫と一緒に収穫しながらつまみ食いをして「美味しいね」と楽しみました。

ツルムラサキ、ゴーヤ、シシトウとピーマンは娘の要望で収穫しました。

ミョウガは3個しか取れませんでした。

昼食後にプール遊びになったのです。

水を直に入れると冷たいので前日から溜めておいてぬるま湯にしておいたので孫たちも大喜びで飛び込んでいます。

水鉄砲を用意していたので渡すと私が標的にされました。

大人げなく自家水道の冷たい水で反撃してしまいました。

一通り水遊びの後でスイカを食べました。

前日に茎が枯れて食べごろのスイカがあったので湧き水の壺に入れて冷やしていたものです。

自分の作ったスイカを食べるのは初めてです。

前年までスイカの成りが少なく確かめようもないので味もわからないまま孫たちに渡していたのです。美味しいよとの報告はありましたが自信がありませんでした。

かぶりついてみると思っていたよりも美味しくて心の中で「ガッツポーズ」でした。

しかし今年は何故か豊作でどうしてこんなに上手くいったのか疑問符が付きます。

野菜作りは毎年同じことをしているつもりですがその年の自然環境のブレにより受ける影響があるのを実感せざるを得ません。

カボチャも防鳥ネットの下で何とか形になっています。

野菜作りは難しいと改めて感じました。

猫の額のような野菜畑ですが孫たちに無農薬の野菜を食べてもらえることの幸せを感じています。