風佇庵 風のたより

田舎暮らしを楽しんでます

大失敗

軽トラックに乗り込み向きを変えるためにバックミラーを見ると何やら様子が変です。

ん?とよく見ると網の目のように筋が入り触るとペコペコします。

改めてシートから降りてよく見ると完全に割れて粉々です。

スモークのフイルムが貼ってあるおかげでかろうじて姿を保っている状態です。

先日駐車場の草刈りをした時に草刈機(正式には刈払機です)のワイヤーが小石を撥ねてそれが当たったようでした。

ひび割れの中心がひどく傷がついていたのでここに当たったようです。

どうしても母の実家に行く用事があったので後ろを気にしながら運転しました。

用事を済ませて軽トラックに乗り込もうとシートを見るとガラスの破片が散乱しています。

上部からガラスが崩れています。

すぐにデーラーさんへ行き修理をお願いしました。

あいにく祝日で部品の調達が出来ないためにお預けとなりました。

結局今日の11時30分頃に修理を終えて自宅に帰ってきました。

今まで駐車場の草を刈るのにこんな事故は初めてです。

泣きっ面に蜂とはこのことでしょう。

修理代は掛かるし買物に行けないので食料のストックが底をつきました。

車の運転ができなくなった時にどうするのかを考える良い機会になりました。

この田舎を出て街に住むのか?それともどこかの施設に入るのか?選択肢は少ないのです。

自分自身の面倒が見られる限界まではここで暮らしたいと思います。

しかし、それは私の我がままででしょう。

何時かこの慣れ親しんだ稲穂を風が吹き渡る風景とも別れる時が来ます。

その日まで今を大切にして出来るだけ長くこの地に居られるよう、どう生きるのか自分に言い聞かせています。

巣箱の内見

雨の合間にミツバチ達の様子を覗いました。

現在、1,2,3,5,6号の5群が入居中です。

1号群はまだ下端まで巣脾が伸びてなく暫らく余裕が有りそうです。

2号群は巣脾がようやく天井から2段下まで伸びています。

3号群はファイバースコープの画面にミツバチのクローズアップしか視えず近日中に採蜜をしないと継箱で苦労しそうです。

5号群は巣箱の管理上採蜜をしています。

そのため最下段に十分余裕がありました。

6号群は6月29日に採蜜をしていますから外からの観察で済ませました。

しかし、相変わらず元気で巣箱の周りを飛び回っています。

 

ヤマモモ

梅雨の終わりを告げる雷と雨が降っています。

愛犬が雷に怯えて付きまといひと時も離れません。

震えているので体に触りながら大丈夫だよと言い聞かせています。

朝から時雨のような雨が降っています。

6号の群れがどうも巣脾の伸びが異常ともいえるほど早く巣箱の外にあふれ出ています。

雨雲レーダーで雨の予報を確認すると10時過ぎから1時間ほどは雨が止むとのことでした。

継ぎ足しの巣箱など準備して時計とにらめっこしながら採蜜をしました。

やはり最下段を持ち上げてみると巣脾の下端が巣門枠まで届いていました。

空を見上げながら作業をしました。

30分程度で作業を終了しました。

前置きが長くなりました。

ヤマモモが色づいて来ました。

まだ色が赤みが強く美味しくなる赤黒になるのはもう少し先になりそうです。

小学生の頃です、貧しくておやつが無いのでヤマモモが熟れて食べれるようになるとヤマモモの木の場所を聞いては竹の籠を持ってヤマモモ採りに行きました。

遠い昔なので記憶が曖昧ですが家からかなり離れた所まで行ったように思います。

そんな記憶があったので20年以上前だと思いますが苗木を購入し植えました。

数年前ぐらいから実がみのるようになり安定して収穫できるようになりました。

巣箱の観察に行ったついでに色の黒っぽい実を採って食べています。

まだ少し酸っぱいのです。

でも何とも懐かしいのです。

隣に植えてあるスモモの実も色づいて来ました。

巣箱を見回りながら野イチゴを食べたりヤマモモを摘まんだりと結構楽しんでます。

また暑い夏が来ますね!

ミツバチたちが元気なのでしっかり世話ができるよう頑張ろうと思っています。

採蜜後の作業

第3段階です。

垂蜜を採った後の巣脾の始末です。

採蜜に使用したボウルやザルなどは洗わずに巣箱の近くのツツジの木の上などに置いてミツバチが蜂蜜を回収するのを待ちます。

だいたい天候にもよりますが1~2日で思わず笑いが漏れるほど綺麗にしてくれます。

他の蜂蜜がついた容器などはみんなこうしてミツバチたちに綺麗にしてもらいます。

巣脾の砕いた破片も同じように大きめの皿に広げてミツバチたちが蜂蜜を回収してくれるのを待ちます。

次に見事にカラカラになった巣脾の破片の塊から蜜蝋を抽出します。

お湯を沸かし巣脾の塊を溶かします。

出来るだけ高温にしたくないのですが温度調整が難しいのです。

湯に溶かした巣脾をケーキの粉を漉すザルで漉します。

受け皿に古い電気炊飯器の釜を使っています。

漉してしばらくすると温度が下がり表面に蜜蝋の膜ができます。

厚さと色はその時々で変わります。

最後に残った巣脾の残りかすは草むらに撒いてアリたちに始末してもらいます。

これで採蜜のひとサイクルが終了します。

蜜蝋を採るのは冷凍保存してまとめて作業する方法もありますが冷凍保存設備が無いのでその都度蜜蝋を採っています。

それは巣脾の中には必ずスムシの幼虫が居り時間が経つと巣脾を食い荒らされてしまので待てないのです。

ついでですがハンドクリームの原料にするためには更に精製を必要とします。

湯煎した蜜蝋を油こしのフィルターを使って漉して小さなごみを取り除きます。

試行錯誤の結果何とか見た目ごみのない蜜蝋が採れるようになりました。

これから採蜜の本格的な季節になります。

今年はどんな蜂蜜が採れるのか楽しみです。

採蜜(つづき)

第2段階は巣脾をカットして巣箱からの取り出しです。

カットは巣脾同士の切り離しと巣箱との接着部分です。

私は冷凍食品用のナイフを使っています。

巣箱との接着部分を切り離すと巣脾同士が繋がっていないと下にずれます。

この時下にずれないと巣脾の間を調べて接続部分を切り離します。

これをトングで取り出しボウルに重ねた浅型ざるに入れます。

上手く切りだせると縦横15cm✕10cm、厚みは4cm前後です。

巣落ち防止の針金が十字に入っているのでこれの切り離しのため形が崩れてしまい少し小さくなります。

次に浅型ざるに入れた巣脾をトングで支えながら表面の蜜蓋をナイフで切り取ります。

この蜜蓋が全面にあれば熟成した蜂蜜が得られます。

その後に私のやり方です。

ケーキナイフで巣脾を細かく砕きます。

蜂蜜の糖度によって垂落ちる時間に差ができます。

糖度が低ければ早いし、高ければかなりの時間が掛かります。

今回の蜂蜜は糖度が高く、糖度計で計ってみると80度ありました。

これまでは平均的に76度前後でした。

こんなに糖度が高いのは初めてです。

そのため垂蜜を取るのに大失敗をしました。

蜂蜜タンクに濾過用ネルを掛けていましたがそれが蜂蜜の重さで中に落ちてしまいかなり蜂蜜を失いました。

こんなにいい蜂蜜が採れたのに情けない話です。

ざるで漉した蜂蜜をよく観察すると巣くずなどはほとんどなくそのままビンに入れても問題なさそうです。

保存用のビン(500ml)を煮沸して、念のため和手ぬぐいの漉し布で漉してビンに詰めます。

なお私は垂蜜しか採りません。以前は圧縮して搾りました。

しかし、圧縮して搾った蜂蜜は何故か黒っぽくなってしまうので止めました。

これで第2段階は終わりです。

 

採蜜

巣箱の管理のためやむなく採蜜するのではなく、採蜜のための採蜜をしました。

6号の群れの勢いが凄くて巣脾の伸び方が早いので対応が後手後手になりました。

正面の巣門の反対側に内検用の巣門があります。

ここから正面の巣門を見ると巣脾の下端がこの線まで来ているかどうかがわかります。

ミツバチたちが巣の外にたむろしているし下端が下限まで近づいているようでした。

そこで採蜜することにして継箱など用意して作業を行いました。

まず最初に最下段の下に継箱を足します。

これで下方にミツバチたちのための空間を確保します。

次に最上段の巣箱を切り離します。

蓋や重箱の周りを軽くたたいてミツバチたちを下方に逃がします。

蓋をスクレーパーをこじ入れ外します。

蓋の下にはスノコがありますので止めねじを外し細いワイヤーで巣箱から切り離します。

ブロワーで残っているミツバチたちを下方へ逃がし最上段と次の段をワイヤーで切り離します。

切り離した巣箱は食品用の蓋つきのケースに入れて作業場に持ち帰ります。

ここでブロワーで更に残ったミツバチたちを逃がします。

これでようやく家の中に持ち込めます。

しかし、数匹のミツバチが巣脾の隙間やケースの中に残っていることがあるので更にピンセットなどで捕獲し外へ逃がします。

これまでが第1段階の作業になります。

夏野菜

やっと予定していた野菜の苗の植え付けが終わりました。

名前を挙げると以下です。

茄子

トマト

ミニトマト

シシトウ

ピーマン

イカ

カボチャ

紅はるか(サツマイモ)

フルーツ小金(サツマイモ)

生姜

ツルムラサキ

その他です。

ミョウガ

ズッキーニ

下仁田ネギ

そら豆

ツタンカーメン(紫エンドウ豆)

コンニャク

ヤマイモ

これはムカゴをばら撒いていたのが自力で繁殖したものです。

ブルーベリー

ブラックベリー

以上です。