風佇庵 風のたより

田舎暮らしを楽しんでます

春雷

生姜の植え付けのために準備をしていました。

作業場で野菜づくりの教科書を確認していると羽音が急に大きくなり1号からの分蜂が始まりました。

しばらく様子を見ていると巣箱から北西方向に有る槇の木に蜂球を作りました。

一度収容した巣箱が逃去して空いているので強制捕獲して収容しました。

比較的蜂球が小さかったので上手く収容できました。

午後の作業をしようと準備していると雲行きが怪しくなって来ました。

大粒の雨が降り出したので畑のマルチをもとに戻し作業場に帰ると、突然稲妻と3秒ぐらい後に雷鳴轟豪雨になりました。

雨の音にしてはバラバラ硬いものが当たるようなのでよく見るとあられ混じりの雨です。

ひょうとあられの境は5mmだそうですがギリギリ5mm前後の大きさであまりの激しさにポリカの屋根に穴が開くのではと心配になりました。

午前中に巣箱の見回りの時に筍を見つけたので下処理をして湯がいていました。

雨の降る前には湯がき終わっていました。ギリギリセーフです。

豪雨のために家に入れず小ぶりになったのでようやく家に入りました。

なんと愛犬が雷を恐れてトイレの前でガタガタ震えています。

一度雷雨の時に室内から逃亡して一晩野宿をしたことが有りました。

一晩中名前を呼びながら探したのですが見つかりませんでした。

翌朝裏口にぼろぼろになって帰ってきました。

どうもその時のことがトラウマのようです。

抱き上げると全身が震えているのがわかります。

今も抱いてくれとせがむので抱いていますが震えています。

春雷は田起こしの知らせと聞いたことがあります。

移りゆく季節の節目を告げているのでしょう。

しばらくすると稲穂を軽やかに揺らしながら吹き抜けてゆく風たちに会える日々が巡って来ます。