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裏庭に畳約1畳+くらいの池があります。
一年に一回はゴミとヘドロを汲み出して掃除をするくらいの管理しかしていません。
しかし、この池には毎年モリアオガエルが産卵にやってきます。
平均2〜3程白い泡のような卵塊を池の上に伸びたツツジの枝などに作ります。
早い年では4月のはじめ頃から観察できます。
ところが今年は5月の末になってようやく一つ見つかりました。
それもオカメナンテンのやっと池の上に伸びた細い枝の葉の下にありました。
それと数日前に裏口から出るとモリアオガエルの♂と対面しました。
普段通路で見ることはないのでどうしたのかなと思いながら作業場に用事があったので行きました。
裏口まで戻ってくるとその♂が伸びをしたように伏せています。
触ってみるとかすかに反応があるので池の中の水に浸かっていない石の苔の上においてやりました。
廊下から様子が見れるので時々覗いていました。
いつの間にか姿が消えていました。
どうも悲しい結末になったようです。合掌。
卵が孵化すると卵塊から雫のように小さなオタマジャクシが池の上に落ちていきます。
この光景は何回観ても切ない気持ちになります。
それは池の水面でイモリが待っているからです。
数匹のイモリが落下地点で泳ぎながらオタマジャクシの落ちてくるのを待っています。
オタマジャクシが生き残るのは相当厳しいと感じます。
自然界に生きることの厳しさを痛感します。